包装物流センター――入口
包装物流センターは高速道路出口の西に位置し、省道121号線に隣接していてアクセスがいい。敷地面積が8.4万平方メートル、延べ面積が32万平方メートルで、酒灌区、包装区、物流区の三区に分かれている。真ん中に総合包装作業場の建物が三軒ある。どれも四階建てで、一階は瓶庫、二階は包装生産ライン、現代化生産ラインを28本もっている。三、四階は包装材料庫である。右前方は物流区で、平庫二軒、立体庫三軒からなっている。双溝酒業包装センターは現代化包装工場三軒、自動化生産ライン28本を持ち、生産チーム32、従業員2600人を有している。2013年11月に生産を始め、60%以上が輸入した先端の設備で、全国範囲でも一流水準である。
包装物流センター――充填、キャッピング
ここは包装作業場一号である。現代化した流れ作業ラインが七本、一本ごとに先端の全自動設備が装備されている。インテリジェント誘導充填機は充填速度が一時間当たり二万瓶であり、自動充填、キャッピング、キャップ回しなどが一体化されている。
包装物流センター――液体検査
美酒がお目見えするまで五つの工芸包装検査を受ける。20プロセスの綿密な検査と厳選を経て合格が認定されてはじめて消費者との出会いが実現する。今見える照明エリア
がランプ検査エリアで、主に酒の純度や不純物、沈殿物の有無をチェックして酒の高品質を確保する。普通は三重チェックが実施される。模造品や偽物業者に隙を見せないために一回目のランプ検査では瓶の傷の有無をチェックである。二回目のランプ検査は充填した酒の量が標準値になっているかをチェックする。三回目はランプ検査プロセスで一番大事な一環で、主に液体に不純物、沈殿物があるかをチェックする。包装生産流れ作業はランプ検査係の優れた操作技術はもちろん、耐久力と定力をも要する。
包装物流センター――ラベリング
生産流れ作業ラインはボトルウォッシング、充填、ラベリング、箱入り、パッキングなど五つに区分されている。今来ている所がラベリングエリアで、マシンラべビングと手動ラベリングがあります。手動ラベリングは単調で、簡単な仕事のように見えるが、実は耐久力、定力、優れた手法を要求し、速さ、正確さ、密着性も不可欠なものになる。
包装物流センター――箱入り
ラベリングが終わったら箱入りエリアで箱入り作業に入る。箱輸送システムは自動化循環システムを利用している。製品包装用箱が三、四階の包装材料庫から生産ラインに輸送されるため、労働強度を軽減し、生産効率を向上させる。自動箱輸送ラインは自動変速ができるため、箱、段ボールをその需要量によって、輸送速度を変化させる。前に進むと箱をリベットで留める作業で、肝心な一環である。白酒にプロテクター、スタビライザー
をつけたようで、箱を安定させると同時に偽造防止にも一役買う。
パッキングは完成品酒の包装生産過程で最後の一環であり、不可欠な一環である。箱取り、整理、パッキング、物流バーコードの貼付など四つのステップに分かれる。単調で簡単に見えるが、労働者のまじめさ、職人精神を要する仕事である。
包装物流センター――パレタイジング
物流センターは包装作業場で生産した完成品酒の包装、箱の収納、物流などの仕事現場となっている。平面倉庫が二軒、立体倉庫が三軒、敷地面積が4.8万平方メートル、延べ面積が18万平方メートルで、300万箱を貯蔵できる。今見えるのが平面倉庫一号である。七台のパレタイズロボットが作業をしている。パレタイズロボットは機械、電気が統合したハイテク製品で、ドイツから輸入した「KUKA」ロボットである。プログラムに設定されたパターンや段数どおりにマテリアルバッグ、プラスチックブロック、段ボールなどを緊密に整然とパレタイジングする。パレタイズロボットが自動的に運転するので、効率的で便利になり、大幅な省力化が実現した。
双溝酒業は白酒業界で一番初めに自動化合流、分流システムを採用した。包装作業場一号、二号の13本の流れ作業ラインが完成品酒を3本の生産ラインに合流させ、物流バーコードを迅速に認識したうえで、ソーティングシステムによってロボットパレタイジングに輸送され、七台のロボットが自動的にトレーにパレタイズする。パレタイジングシステムが品物の形、大きさなどによって自動的に整えるため、順調に入庫できる。製品ごとに、設定されたデータが入力され、自動的に平面倉庫や立体倉庫に貯蔵される。
包装物流センター――立体倉庫
ここはインテリジェント立体倉庫、略して立庫という。この立庫は全国範囲でも一流水準で、蘇酒グループは白酒業界で一番初めにこの先進的な立庫で酒を貯蔵した。立庫技術の導入は品物が安全に、効率的に、便利に出入庫できるようにした。
ここの材料は多数をドイツから輸入している。長さ123メートル、幅58.5メートル、高さ26.7メートル、敷地面積は7200平方メートル弱、貯蔵できる完成品酒のネットコンテンツは8000トンに達する。品物の入庫、検査、ソーティング、棚への持ち上げ、出庫などの作業が自動化され、全部コンピューターが管理、コントロールする機械で完成する。完全な自動化と無人運転を実現し、一日24時間ノンストップ出荷が可能である。
貯蔵エリアでは24メートルもある立体棚に貯蔵する。立庫に40行の立体棚、行ごとに54列が並び、品物が32000、酒を150万箱、約8000トンを貯蔵できる。品物の棚への持ち上げ、保存は生産日、品物序列号、ボックスナンバー管理の要求に応じて行われ、品物が順調に出入庫できるようにしている。
二つの立体棚の間毎にスタッカーがシャトルしながら品保存、品出しなどの作業をする。品物が貯蔵エリアに到着すると輸送用トレーが光電信号を発送し、受信したスタッカーが
その信号を自動的に識別して品物をフォークし、指定の場所に持ちあげて保存する。出荷も同じようなパータンであり、先入れ先出しのプリセットプログラムによって運行する。包装物流センターは高度の自動化、原料供給、包装生産、物流、流通の全面一体化、系統化、現代化を実現して最も現代化した生産管理センターである。
包装物流センター――ショッピング・スポット、バーチャル体験
3Dファンタジーペインティング体験区は光を壁や地面に照らしたら屈折、反射する原理を利用している。一番目の画面は恵まれた環境だからこそ、美酒を醸造できることを表している。双溝酒業は洪沢湖と淮河が合流するトライアングル水島に位置し、万木が茂り、緑豊かである。双溝鎮の下草湾で1800万年前の酔猿化石を発掘したこともあり、ここは酒類学者から中国酒の源だと言われている。
二番目の画面は洪沢湖の畔を散歩している場面を描いている。青々とした葦、優雅な蓮の花、耳に入る鳥の鳴き声、さらさらと流れる水。双溝は水で美を表現するところで、千年も水に潤されたオールドタウンである。双溝酒は長い歴史を誇り、伝奇的な色彩を帯びている。次から次へと受け継がれ、1955年に全国トップを果たした。死蔵式典が1955年に双溝酒が一回目の品評会で全国トップに認定された歴史を再現している。
三番目の画面はやや誇張した手法で双溝1955酒は絶品の美酒で珍蔵の価値があるということを語っている。
包装物流センター――出庫、荷積み
ここは物流センターの出庫エリア、完成品酒はここから全国各地へ発送される。三軒の立庫は伝送ステーションのような存在である。全国各地にRDC、CDC貯蔵庫が建設され、消費者に迅速な物流サービスを提供する。われわれは中国の白酒業界で最も強力な販売ネットワークの持ち主で、6000万人の販売スタッフ、10万人のエージェントセールスマン、200万軒の端末連携店舗が全国33の省、市、自治区、333の地級市、2582の県に分布されている。業界で率先的に「洋河一号」プラットホームを設け、アプリとマイクロモールといったルートによって消費者に30分以内届けサービスを提供する。このサービスはもう28省、100以上の地級市をカバーしている。