双溝酒文化観光地

 
魅力的な双溝

朱家槽坊

ここは双溝酒業の前身――朱家槽坊である。洪武十八年、明太祖朱元璋は皇太子朱標に9キロ離れた双溝に祖陵を建設しろと命令した。朱標は双溝で一族同源の朱熹の子孫が経営する朱家槽坊に皇家の祭祀用、日常用の酒を作るように依頼した。それ以降、朱家槽坊は明朝皇室に酒を供給する指定の酒坊になり、当時の人は朱家槽坊の酒を味わうことを誇りに思った。ここでは経験豊かな醸造師が生態型五穀を使い、古い技法を踏襲して、手で醸造した。24のプロセスを経て一“滴”千金の原酒が醸し出される。ここの手作り醸造工芸は江蘇省無形文化遺産に登録されている。「醸造難しい、まずは麹づくり」と言われるとおり、酒醸造の第一歩は麹を作ることである。『辞源』には麹は酒母とことで、酒や味噌を醸造するときの発酵物だと解釈している。饅頭を蒸す時に使う酵母のような役割をするものと言った方がわかりやすいだろう。酒の品質は麹と密接な関係がある。麹は微生物の集まりで酒を醸造するときに発酵の原動力になる。双溝酒業は今は機械で麹を作るが、昔は女性労働者が足で踏む方法で麹を作った。

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